近所の人からの悪口や暴言、誹謗中傷を受け困っている時の対処法

未分類

近隣トラブルの中には、物理的に被害を受けるだけでなく、精神的な苦痛を受けるものがあります。それが暴言や嫌がらせなどのトラブル。

皆の前で大きな声でののしられたり、陰で悪口を言われたりなど、精神的な攻撃を受けて困っているという人が増えています。

もしもこういった嫌がらせ行為を受けてしまった場合、どのように対応していけばよいのでしょうか。実際の体験談を見ながら、解決方法を確認していきましょう。

引越し前の隣人調査ならトナリスク

近隣の人とのトラブル、何がきっかけに?

近隣の人から嫌がらせや暴言などの迷惑行為を受けている人は、年々増加傾向にあります。

その原因に、昔より近所付き合いが薄くなっているという背景があります。昔は、近所の人がみな顔見知りで結束力が強く、困ったときはお互い様の精神で助け合ってきました。

しかし、核家族化や集合住宅の増加に伴い、近隣との関係が薄れてきてしまいました。

そのため、ちょっとしたことがきっかけとなって、迷惑行為を受けてしまう人が増えてきています。

では、実際にどのようなことがきっかけとなって迷惑行為が始まるのでしょうか。よくあるケースを見ていきましょう。

迷惑行為の注意

嫌がらせが始まる一番の原因となるのが、何かしらの近隣トラブルを注意することです。

例えば、

  • 騒音問題を注意
  • ゴミ捨てルールを注意
  • タバコのマナーを注意

など、気になることを直接注意したことにより、恨みを買われてしまうというのは良くある話です。

ペットや子供

ペットを飼っていたリ、小さな子供がいる場合、どんなに気を付けていても声や足音などの騒音が起こってしまいます。

近隣にペット嫌い、子供嫌いの人がいる場合、それを原因に嫌がらせを受けてしまうという例も少なくありません。

このケースの場合、自分も迷惑をかけているという負い目があるため、相手に強く出ることができず、相手の嫌がらせがエスカレートしても泣き寝入りしてしまう人が多くいます。

生活習慣の違い

生活習慣は地域によって全く違います。遠方から引っ越してきた場合、自分の常識と地域の常識が食い違い、トラブルの原因になってしまうことも…。

郷に入っては郷に従えとも言いますが、それを理由に嫌がらせを受けるのは、たまったものでありません。

ストーカー行為

若い女性が一人暮らししているというだけで、特に訳もなく嫌がらせを受けてしまう場合があります。

この場合、相手はたいてい男性で、ストーキング行為や覗き行為、郵便物を漁るなどの違法行為が多く、先ほどまでとは異なり、犯罪の部類に入ってきます。

よくある近隣トラブルの具体例と対策方法

では、実際に被害を受けた人の体験談と、その解決方法を紹介していきます。

挨拶しても無視される

ケース①

隣家の生垣からツルが伸びて、家の庭に侵入していたので注意したら、次の日から挨拶を無視されるようになりました。

ちょっとしたことを注意したのが気に入らなかったのでしょうか。でもうちばかりが我慢するのもおかしいし…。どうしたらいいのでしょうか。

対策のアドバイス
近隣とのトラブルは、直接注意してしまうと、さらなるトラブルへと発展してしまう恐れがあります。まず、このケースの場合では、生垣の問題を直接注意すべきではありませんでしたね。生垣の問題は、法律できちんと定められているので、もしも困った場合には弁護士に相談することをおすすめします。
とはいえ、すでに注意してしまった後で、問題は無視されるようになってしまったという点です。今は無視される程度で済んでいますが、このまま嫌がらせが悪化するようであれば、弁護士に相談してみることをおすすめします。

ケース②

隣の家の人が、家の犬を気に入らないらしく、犬を飼い始めてから途端に態度が悪くなりました。挨拶しても無視、回覧板を回そうとしても居留守を使われます。

犬は室内で飼っているし、特別鳴き声がうるさいというわけではないとは思うのですが…。

何も迷惑をかけたつもりはありませんが、何かあるなら言ってほしいのですが、とにかく話してくれないので理由もわかりません。

対策のアドバイス
ペットの問題は、飼い主と隣人とでは全く意識が違います。飼い主が迷惑をかけていないと思っていても、思わぬところで迷惑と感じている可能性もあります。
まずしなければならないのは、隣人が何を迷惑と思っているのか、と言う点です。
とはいえ、話してくれないとなれば解決方法もありませんね。このように、なかなかコミュニケーションが取れず、解決方法が分からない場合は、隣人迷惑・近隣トラブル仲裁サービスなどの専門家にお任せするのも一つの手です。

遠回しに悪口を言われる

ケース①

1か月ほど前に引っ越してきたばかりです。私の地元ではゴミはゴミ捨て場に捨てるというルールだったのですが、引越し先ではゴミは自宅前に置いておくとの事でした。

そのことを知らずに、隣の家の前にゴミが置いてあったので、そこがゴミ捨て場だと思い込み、間違って隣家の前にゴミを出してしまいました。

後日、気づいて謝罪したのですが、すでに近所中で噂されていて、常識のない人という目で見られるようになってしまいました。

対策のアドバイス
ゴミ出しルールは地域によって違うので、引っ越して来た際にはきちんと確認しておかなければなりません。特に、ゴミ問題は近隣の噂の的になりやすいので、一層慎重になるべきでしたね。
すでに噂になってしまったとのことですが、このまま相談者さんが正しいゴミ捨てルールを続けていけば、噂はすぐに収まってくるはずです。これ以上噂が広がらないために、まずは常識的な行動を続けていきましょう。
それでも噂が収まらず、近隣から嫌がらせを受けるのであれば、弁護士などに相談してみてもいいかもしれません。

ケース②

上の階の子供が夜中までドタバタとうるさいので「夜は静かにしてほしい」と注意したところ、マンション中に「子供のやることをいちいち注意してくるウザい人」と言いふらされました。

昼間のことを注意したのではなく、夜中のことを注意しただけなのに、子供嫌いのレッテルを貼られてしまって困っています。

対策のアドバイス
夜間に子供が走り回る音は、騒音問題として成立しますが、直接注意してしまうのは得策とは言えません。このケースのように逆恨みされてしまう恐れもあるので、管理会社や弁護士など、第3者から注意してもらうのがおすすめです。
さらに、マンション中に悪口を言われてしまっているという場合、名誉棄損に当たることもあるので、あまりにもひどいようであれば、弁護士に相談してみることをおすすめします。

つきまといされる

同じアパートの住人から付きまとい行為を受けています。

家を出る時間を合わせて出てきて、一緒に駅まで付いてこられたり、帰ってくるまで部屋の前で待たれたり…。少し気味が悪いです。

この前は、友達が遊びに来たのですが、次の日に「昨日来ていた人は誰?」としつこく聞かれました。

対策のアドバイス
近隣住民からのストーキング行為は、立派な犯罪です。重大な事件に発展してしまう前に、すぐにでも警察に相談するようにしましょう。
ただ、実質的な被害が無ければ、警察が動いてくれない場合もあります。その場合は、役所の相談機関や、ストーカー行為解決の専門家に相談して、早急に対応してもらいましょう。
また、このようなトラブルを予防するために、ストーカー等の近隣トラブル予防サービスに入っておくのも有効です。

場合によっては犯罪となる深刻な近隣トラブルの例

続いて、嫌がらせでは収まらない、違法行為となるトラブルについて紹介します。このような迷惑行為を受けたら、早急に対処する必要があります。

盗聴器を仕掛けられる

アパートのコンセントに盗聴器が仕掛けられていました。犯人はアパートの大家さんだと思いますが確証はありません。

大家さんがやたらと私のプライベートについて詳しく知っていて、不審に思って調べてみたら、本当に盗聴器がありました。

でも本人に追求するのが怖くて何も言えずにいます。どうすればいいのでしょう。

対策のアドバイス
盗聴器を仕掛けるのは立派な犯罪です。すぐに警察に通報して調べてもらうことをおすすめします。
このまま放置してしまうと、重大な事件に発展してしまう恐れがあるので、できるだけ早い段階で解決することがおすすめ。
とはいえ、直接自分で問い詰めるのは、状況を悪化させるだけなので、絶対にやめておきましょう。

集団でのいじめ、SNSなどを使った嫌がらせ行為

ケース①

自治会の人たちから悪質な嫌がらせを受けています。

昨年、役員に選ばれてしまい、右も左もわからない中で、一生懸命に役目を果たしていたつもりだったのですが、何が気に入らなかったのか突然嫌がらせを受けるようになりました。

少し失敗するだけで暴言を吐かれるようになり、毎日毎日ビクビクしながら生活しています。

味方が誰もいない状態で、早く引っ越ししたいのですが、ローンの支払いも残っているので、どうしたらいいのか悩んでいます。

対策のアドバイス
暴言や恫喝は、場合によっては脅迫罪に当たります。特に「殺す」「殴る」など、危害を加えることを告知する内容であれば、確実に脅迫罪となります。
また、その他にも「家に帰れなくしてやる」「近所に言いふらしてやる」などの言葉も同様です。
一方で、「馬鹿」「カス」「役立たず」など、個人を罵るような言葉の場合は、名誉棄損や侮辱罪などにあたります。
相談者さんがどのような暴言を吐かれているかはわかりませんが、どちらにせよ、人に対して暴言を吐くのは認められていないので、すぐに弁護士に相談しましょう。

ケース②

マンションのママ友グループがあるのですが、そのグループLINEでいじめに合っています。

みんなで仲良くLINEしていても、私が書き込むと急にみんな書き込むのをやめて無視してきます。

どうしても聞きたことがあって、何か質問しても全員で既読スルーです。それなのに、直接顔を合わせると普通に仲良さそうに話しかけてくるので、とても混乱しています。

同じマンションなので無下にすることもできず、子供同士も仲が良いので、その関係は壊したくないのですが、精神的に疲れてしまいました。

対策のアドバイス
ママ友のLINEいじめ問題はとても深刻で、実際に自殺者まで出ているケースもあります。
ただこの問題の難しい点は、いじめかどうかの判断ができないという点です。
このケースも同様に、LINE内では無視されているかもしれませんが、直接顔を合わせると仲良くしてくれるとのこと。さらに、実質的な被害を受けているわけでもなければ、子供同士も問題なく遊んでいます。こうなると、いじめがあると証明するのはとても難しくなります。
一番の解決策は、LINEグループから抜けること。他のママが仲良くしているからと言って、自分もそのグループに入らなければならないということはありません。
ママはママ、子供は子供と割り切って、無理に親密になろうとするのはやめておきましょう。

敷地にゴミや石などが投げ入れられる

以前、ごみの捨て方がルーズな人がいたので注意したところ、嫌がらせをしてくるようになりました。

ペットボトルや空き缶などのゴミを庭に投げ入れてきたり、出ていけと書かれた紙を投げ入れてきたりします。

あまりにヒドイため文句を言いに行ったら、「俺がやった証拠があるのか」と開き直られてしまいました。

対策のアドバイス
敷地内にゴミをポイ捨てする行為は、立派な犯罪行為に当たります。
直接文句を言いに行っても改善されないとの事なので、警察に相談してしまうのが一番の解決策です。
また、犯人を特定するために、防犯カメラを設置したり、実際に投げ入れているシーンを撮影したりするとより効果的です。
ただ、こう言う事をする人は、こじらせてしまうと状況がさらに悪化する恐れがあるので、できるだけスムーズに解決するためにも隣人迷惑・近隣トラブル仲裁サービスなどの専門家に調査依頼することがおすすめです。

壁や車などに落書きされる、傷をつけられる

理由はわかりませんが、ある日突然、車にイタズラされるようになりました。犯人も誰なのか見当が付きませんが、毎日のようにされるので、きっと近隣の人だと思います。

イタズラの内容は、暴言が掛かれた紙がワイパーに挟まれていたり、車の上にゴミが置かれていたりだったのですが、先日ついに車に直接落書きされてしまいました。

さすがに我慢の限界なので犯人を突き止めたいです。

対策のアドバイス
車に傷を付けたり落書きしたりする行為は、器物破損にあたるので、警察に通報することもできますが、警察にとって車へのイタズラは重要度が低いため、なかなか相手にしてもらえません。
そこで、まずは弁護士に相談したり、専門の調査機関に依頼して、犯人を特定することがおすすめです。
これ以上被害が悪化しないためにも、できるだけ早く行動に移すようにしましょう。

植木や果物の盗難

ケース①

うちの庭には、カキやミカン、ビワやイチジクなど果物の木が植えてあるのですが、実がなると近所の子供が勝手に取っていってしまいます。

一度注意しに行ったのですが、「子供のすることなので」と言って取り合ってくれません。

大切に育てているので、勝手に取られてしまうととてもがっかりします。何とかやめさせたいのですが、方法がわかりません。

対策のアドバイス
庭の木の果実を勝手に取っていってしまうのは、窃盗罪にあたりますし、さらに庭に侵入していれば不法侵入に当たります。ただし、この場合、犯人は子供です。警察に相談してもたいてい相手にされないでしょう。
とはいえ、子供相手だからといって、諦めることもできませんよね。
そんな時は、隣人迷惑・近隣トラブル仲裁サービスなど、近隣トラブルのプロに任せてしまうのがおすすめです。

ケース②

うちの花壇に置いてあった植木鉢が盗まれました。その植木鉢では、ちょっと珍しいバラを育てていたのですが、ある朝水をやりに行くと、植木鉢ごとなくなっていました。

その後、近隣の家で同じバラの木を発見しました。

絶対に家から盗んだやつだと直感しましたが、鉢が変えてあるので証拠が無いと言われそうで何も言えません。とても大切に育てていたのに、悔しくて仕方ありません。

対策のアドバイス
植木泥棒は立証が難しい案件であるため、なかなか解決ができない問題です。
まずは、警察に被害届を出すことから始めますが、盗んだという証拠はないので、この件に関しては解決することは難しいかもしれません。
それよりも、こういう犯罪は繰り返し行われるので、次の被害が出ないようにしなければなりません。
一番良いのは防犯カメラを設置すること。防犯カメラがあれば抑止力にもなりますし、実際被害を受けた場合でも証拠として役立ちます。
また、植木鉢に取り付ける防犯ブザーなども販売されているので、そういったグッズで対策を取るのもおすすめです。

近隣クレーマーの苦情相談先一覧

もしも近隣住民から嫌がらせ行為を受けてしまったら、どこに相談するのがベストなのでしょうか。

相談先を一覧にまとめてみました。

相談先 流れ 電話
管理会社 マンションやアパートの場合は、まず管理会社に連絡 各物件による
役所 一軒家の場合や管理会社が対応してくれない場合は、役所に相談。 各地域による
自治会 自治会や町内会がある場合は、そちらに相談しても◎。 各地域による
警察 悪質な嫌がらせは違法行為に当たるので警察に相談することもできる 各地域による
生活トラブル調査センター 無料で専門家のアドバイスがもらえる。 0120-783-080
ストーカー・嫌がらせ被害対策室 付きまとい行為などの場合はこちらに無料相談。 0120-130-190
弁護士 解決が難しい場合は弁護士に依頼することもできる 03-3581-0031(東京弁護士会 紛争解決センター)

近隣クレーマー問題は、嫌がらせから法に触れる行為まで、色々な被害があります。相談先は被害の内容で変わってくるので、相談する相手を間違えないようにしましょう。

嫌がらせ行為の場合は、管理会社か自治体などの身近なところにまずは相談してみましょう。

法に反するようなひどい嫌がらせの場合は、すぐに警察や弁護士に相談しましょう。

ただ、警察や弁護士に相談してしまうと、ことが大きくなってしまって、トラブルが近隣中に知れ渡ってしまう恐れもあります。

できるだけ穏便に、スムーズに解決したいという場合は隣人迷惑・近隣トラブル仲裁サービスがおすすめです。

近隣トラブルの専門家なので、的確なアドバイスや解決方法を提示してくれます。

また、そもそもこういったトラブルを予防するためには、引越し前の隣人調査や、トラブル予防サービスの利用も考えましょう。

まとめ

近隣からの嫌がらせは、近所付き合いもあるのでなかなか言い出せずに泣き寝入りしてしまうという人も多いですよね。

でも、嫌がらせは徐々にエスカレートしたり、最終的に重大な事件に発展してしまったりなどの危険もあります。

我慢せずに隣人迷惑・近隣トラブル仲裁サービスに相談して、安全に解決していきましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました